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新潟行き

昨日急に決まった新潟行きだが、Yさんと一緒にいくことになった。あさ五時半に会社を出発した。Uさん宅に到着したのは、11時頃だった。二人で交代しながら運転したので、疲れはあまりなかった。途中お昼を頂いた。会社に戻ったのは、夜7時を過ぎていた。往復850kmの旅だった。

到着後、早速米をトラックに積んだ。その後Uさんの自宅にて、米談義が始まった。ここからは農業者の方には参考になるかもしれないが、普通の方には退屈な話になると思う。

Mさんは自然栽培を確立している。他の方はできていないので収穫が取れていない。また忙しすぎる。大豆60町歩、自然栽培3町歩作っている方が、稲の除草するときに大豆の播種時期と重なっている。自然栽培で飯食っていけないから、他のいろんなことをやり始めるようになる。

組合の米は来年になるとほとんどが有機JASになる。2年大豆を栽培して、翌年米を栽培すると雑草が減ってくる。ヒエとかオモダカとか。大豆あとの稲作は検討する値打ちがある。

ここは300年まえから干拓した土地だ。粘土層の土地。Mさんのところはまだ腐有層が残っているので、自然栽培ができる。作土層が広くなる。根粒菌も関係するけれど、乾かすと作用。

Uさん、自然栽培9年目。Yさん4年目。新潟のほとんどのメンバーが収穫は3俵代だった。Yさんは2俵だった。乾土化、乾土効果は大きい。3~4年目は挫折する時期だった。中干し以降水を入れないのはだめ。間断通水は必要。田んぼが真っ白になった。8月に入ってから田んぼが真っ白になってから黄色になった。出穂までもっていくのは、無理。

6月下旬に田植え、木村さんのやり方は水をはっておく。中耕がおっ着かない。田んぼを乾かして、コナギを押さえる。なんでみんなおかしいなと思うのは、苗の乾留はみのる式のポット苗。苗を乾かし時の稚苗だとたいらで植える大きさにする。

Nさんは中干する。そしてどっぷり水を入れる。Nさん稚苗100gの苗で田植え。一番最初の苗を見ると、答えが出てくると思う。苗の根が雑草より早く貼ってしまうと雑草に負けない。坪30株とかの株数に関係ない。

Nさんが自然栽培やる前に、微生物の数を増やす。籾殻堆肥を10トン入れる。米ぬかでぼかしを作った。反2トンとか1トン入れた。微生物がそこにバクテリアの数が多いと分解、わらも分解しやすい。いいほうに進んでいく。わらが未分解すると、コナギが増える。わらが最終的な有機質。秋起し。スタブルカルチで田んぼを乾かす。田んぼが乾いたときにやる。

宮城県は秋から冬は雨が降らない。わらをテッターで散らし風化を早める。

3年間か4年間はロータリーで5センチ起した。スズメノテッポウカタビラが生えてくるのであれば田んぼができていないことになる。その草が生えてくるのは、生育を邪魔している。4月後半から5月に乾いたときに起す。一番いいのは大豆を作るのがいい。

作土は15センチ、Uさんはスタブルカルチで14センチほど起す。

7月25日頃から草かってあとは草刈らんほうがいい。ネオニコチは保育園にお米を出しているので一切やっていない。慣行栽培は虫の居場所がなくなって田んぼの中に入る。

草は5月、6月、7月25日、8月29日に刈り取る。四回刈る。Yさんは5回刈る。

カメムシで3等になったことはない。うちらはシラタが多い。今年は新潟はすごく悪い。8月のお盆過ぎに40度を越した。水を当てても夜の温度が暑すぎて下がらなかった。もうどうしようもなかった。

カメノオ、ササシグレ、ササニシキ。カメノオは7月29日出穂、ササシグレは個人的に稲穂の姿が好きだったから作っている。健康を害している方が買っている。腎臓病、糖尿病に良いみたい。透析マジかな方がいた。コシヒカリだと糖質があるのでそんなに食えない。亀の尾だと食べられる。石巻の大田さんから種を分けてもらった。太田さんは東北農試から分けてもらった。一発でつぶれてしまう。それしか昔はなかった。カメノヲのうるち米をたまたま使っていた。珍しいといって後拓させた。保育園ではコシヒカリをたべさせている。ササニシキを食べさせたら、お米をパクパク食べるようになった。アミロースが低いと消化しにくい。体力を使う。大人は甘くて粘るコシヒカリが好きだが、ササ系、亀の尾系が子供たちは好きだ。

こめ食べるとすんなり入っていく。農林1号、2号も作っている。ササニシキ、ササシグレ、亀の尾、山田錦を造っている。4町5反全部自然栽培、自家採取が基本。食べる人が喜んでくれるのがうちのモットーです。マルカワ、酒蔵に出しているのが30kgの紙袋で、あとは2kg、5kgの小袋ででて行く。

先祖戻り、亀のをクラスでは起きないだろう。コシの種取をしていくと先祖帰りする。

子育てのママが20~30代の方は、あっさり系が好きな方が多い。餅系が好きな方と嫌いな方がおられる。欧州、米国の加工食品の原材料を意識する時代に入った。裏表示を見て原材料が安心じゃないと編めという時代に入ってくる。冷凍食品に何が入っているかわからない。時々いいものを食べてください。全部は無理だろうけど、高いでしょといえるだけのストリーを話せる。

オーガニック農家、日本に0.2~0.3%ぐらいしかいない。しかし食品の値段考えずにほしいという人が、2~3%、10倍いる。足らない。

農家組合、社会奉仕とかの事業には積極的に参加するが、酒飲み会には行こうとしない。補助金もらってねぇし、地区の中間管理機構のハナシ、農業委員会の方もうたんぼつながってるし、固まっているし。アイガモ農法でやっていて、最初のころブーイング、嫌がらせが会った。うわさがうわさを呼びゴミを捨てられたりした。ここまで来ると別に問題がない。上の人のヒガミが亡くなってきた。若い人が俺の真似をする人がでてきた。

15町歩20町歩やって冬は除雪作業をしている。お金がないらしい。1700万円のコンバイン買ったからだといっていた。

草取り4~5回入っている。苗をじっくり作ってみると1俵はふえる。90g乾もみで蒔いて、それが僕のじっくり。全体的には短い。一年寝かした土を使う。大豆の土を育苗に使ったらどうか?ぼかし使っても良いとおもう。苗の馬力がないとだめだ。苗8割、田んぼ2割、苗が大事。

ポットだと5葉、田んぼの土だけでは、2.5葉か3葉までしかならない。カンレイシャ、網戸のマット見たいなものを敷いておけば十分。暴風ネットでなく、防草シートはだめ。箱がぴったりとくっついていねぇとだめ。一枚のコンパネを敷いてそこに置く。平らに重みを掛けて分でいけばいい。ビニペットで除草。高橋だたしさんの奥さん苗にぼかしを作ってみませんか?黒砂糖をまいている。何かをかける、em菌を掛けると毎年やらなければならないから、自然栽培と言えないのでないか?

木村さん自体は、ぼかし入れないとできないといっている。H社のKさんが線引き。クン炭を使っている。自然界にないから、Iさんが夏場の床土のハナシ。木村さんがいたのでIさんが有名になった。Iさんが木村さんを批判してきた。なんか派閥作るのはいやだなぁ。木村さんは、あれを使っているこれを使っていると非難している。JASの認定、自然栽培のガイドライン、マーケティングをどうやってどういうところにもっていくのか?木村さん自体は望んでいない。岡山の高橋さんとかKさんSさん、あといろいろな人が、販売しやすいために見せているだけだ。自然栽培に定義はない。そこまで言わなくて良いのでないか?自分たち独自の栽培を作ればいいんじゃないか?

アトピー、アレルギー持っている人たち、腎臓病、糖尿病、がん、こういった人たちが認めてくれる人。子供たちに腐敗実験を見せればいい。頂いたお昼ご飯。ゴチにないました。

 

UさんとYさん。圃場での米談義

 

 

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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