オーガニック・無添加・食品のお店

郡司和夫氏講演会

オーサワジャパン主催の講演会に15日参加した。私がこのセミナーを受けようと思ったのは、大学時代20歳の時、郡司篤孝著の確か「恐るべき食品汚染」?というタイトルの食品汚染の警鐘を鳴らした本と出合ったのがキッカケで、オーガニックやマクロビの世界を知った。そして食べ物とはお金を儲けるための単なる手段としての「モノ」なのか、それとも我々の生命を全うせんがための、「命の糧」なのか、どっちなんだろうと考え、その問いの答えを探し始めたきっかけとなった本であり、この著者は忘れられない人であった。すでに郡司篤孝氏は他界されてご子息さんが後を引き継いで、ジャーナリストとしてご活躍とお聞きしている。どうしても一度お会いしたくて、参加した。

 20150218郡司和夫講演会

講演をお聞きすると、その後日本はちっとも変っていないということが分かった。それよりももっと悪い方にどんどん進んでいるような気さえしてきた。食品の汚染、食の品質低下に起因すると思われるさまざまな現象を知らされると、改めてオーガニックやマクロビの意義を再認識することとなった。やはり私には、この道しかないなと思った。

お話の中で、「酵母エキス」の話が出てきた。現在かなりの食品に使われ、認められている?添加物の一つだ。”不安の多い化学調味料の代替物”と説明された。培養液には化学調味料が使われ、酵母は組み換えの酵母を使って作られているようだ。ナチュラルハーモニーの河名社長さんが、昔店から酵母エキスを使った製品を棚から外したら、ほとんど品がなくなってしまったと話されたことを思い出した。

もう一つは、郡司氏の父親、篤孝氏は昔日経の新聞記者をなさっていた。戦後人の勧めで食品添加物の問屋を始めた。合成甘味料のズルチン、サッカリンを販売する文字通り”甘い”商売をしていたらしい。このご商売がかなり儲かったそうで当時本郷では初めて高価なテレビを買うことができるほどもうかったらしい。社員十人ぐらいいて繁盛していたが、昭和30年に突然社員を解雇して廃業。ジャーナリストの道に入ったそうだ。当時サッカリンには”蟻”が寄ってこなかったが、子供たちが集まってきた。当時は甘いものがなくてサッカリンは子供たちの人気の的だった。こんなうまいもん子供にやれるかと言って兄たちは食べていたそうだ。和夫氏には、なかなかあたらなかったらしい。実は郡司家も添加物の犠牲者で結果が出ていると言われた。篤孝氏の子供さんは四人おられたが、長男の方は精子がない。姉は三回流産。どうも生殖機能に影響が与えるようだといわれた。

これからは、イノチに係わる産業が社会から必要とされる 時代に本格的になってきたとおもった。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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