オーガニック・無添加・食品のお店

消費者の4つの権利

うちの会社で大豆畑トラスト運動を小さいながらも続けている。もののやり取りよりも、人と人の心のふれあいを感じて行きたいと考えていたが、今のところはもののやり取りの段階のようだ。なんとかもう少し工夫を凝らしていきたい。大豆トラストも実は全国規模で展開されておりその母体の「遺伝子組み換え要らない、キャンペーン」と言う普通の方には馴染みにくい名前の団体がある。その会報が届いた。

拝読させていただくと米国の遺伝子組み換えの比率、トウモロコシが88%、大豆が93%となったいた。アメリカでは遺伝子組み換えの表示義務がないため、組み換えでない食品を手に入れようと思うとオーガニック食品になるらしい。

日本では大豆が、366万トン使用されていてそのうちの99万トンが食用の豆腐、納豆、みそ、醤油に使われ、大部分の250万トンが油脂用に使われている。100万トンの食用大豆の内、国産品が22万3千トン、輸入品が77万トン。輸入のやく80%がアメリカからだ。米国の93%の大豆が遺伝子組み換えだから、油を通じて我々は遺伝子組み換え食品をとっていることになる。いくらヒステリックに遺伝子組換え反対と叫んでも、日本の大豆事情がこの輸入の構造に成り立っている以上我々は逃れることはできない。やはり食料防衛力を高めていくことが解決の道で、憲法改正よりもさきだろう。国民の胃袋を守れない政治ではいけない。

消費者には、

食品の安全を求める権利

食品の内容を知る権利

食品の選択の自由の権利

食品による健康増進の権利

この4つの権利があると述べられていた。消費者は作ることができなく、できることはたった一つ「選ぶ」ということしかできない。この考えにたてば、原料原産地表示(収穫地、加工地)も必要となる。こういう考えにたっておられる方がいるんだと思うと、なんだか応援したい気持ちになる。自分のできることは大変小さく微力だが、大豆畑トラストも続けていくつもりだ。

 

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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