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第15回産官学・異業種交流会

福井の益茂証券主催の異業種交流会が福井市ユアーズホテルにて開催された。今回の講師は福井県地場企業の「前田工繊株式会社」前田征利氏の「今こそ原理原則」というテーマで、会場はほぼ満員だった。福井にこのようなお会社があり、二年ほど前に東証の二部に上場しているとは知らなかった。主に土木関係、河川関係オイルフェンスや自動車の防音材など、またいのししの防護柵など、年商116億の会社だった。地味なテーマではあったが、64歳の社長様のお話からは、いくつかの気づきをえた。
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講義メモから、、、
京都に霊山歴史館という所があって社長様は毎年ここを訪れる。明治維新はなぜ成功したか、、?
知・情・意を木戸孝允、西郷隆盛、大久保利通が担った。組織というものは、少なくとも改革というものはこの三つの役割がないと出来ない。
企業のトップとして三つある
企業は人なり
企業理念(存在する意義)
お客さん
この三つをしっかり ジョンソン&ジョンソンの生き方
21世紀の生き方 歴史的大転換期
①実社会の基本原則
 自らの努力が自分や家族の幸せに直結する。個の確立、自律による自立・自己表現が強く求められている。
②人と自然との調和
 ほどほどの充足(物質文明)と最高の満足(精神文化)を求めよう。
③社会的役割
 地球と人間がいかにうまくやっていくか。
④創造による成長
 社員は会社へ創造力を提供し、会社から物質的・精神的満足を得る。個人の質が会社・社会の成長を決定する。
基本理念 人と人とのつながりがすべての基本であり目標
経営理念 人・大地・繊維を結合した知恵と技術で地球との共生を実現
行動理念 (1)人も企業もまっすぐ生きよう (2)失敗を恐れず無限の可能性に挑戦しよう
(3)現場へ出て本質を見抜こう 
4)何処にもないものを何処にもない方法で創り出そう
5)ひとも企業も学び続けよう
以上の五つを社員に言い続けてきた。当社百年の成長の礎となる。
後藤新平が言った。財を残すのは下。行を残すのは中、人を残すのは上。
人生とはなんだ、、?自分を磨いて世の中に尽くすこと
若い時は給料を取るな、経験を取れ。教育は教えることでない、引き出すことだ。
小善(小さな愛)は、大悪ににたり。大善(大きな愛)は非情なり。優しさだけでは人間は育たない。
自分への投資は、ノーリスク、ハイリターンだ。
会社とは社長が思っている以上のものにはならない。人間も同じ。会社のスケールは社長のスケール
男の五つのロマン
男は仕事を大切にしなければならない。
男は友人を大切にしなければならない
男は酒を飲まなければならない
男は天下・国家を論じなければならない
男は女を愛さなければならない
人間ほどアナログである、決してデジタルではない
あっという間に講演の時間が過ぎたようだ。小善は大悪に似たり。大善は非情なりという言葉の意味が今ひとつ私には理解できなかった、、、、。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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