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「原発震災」

昨日今日と国高公民館と北日野公民館で開かれた原発の講演会に参加した。講師は小林圭二さん、山崎隆俊さんだった。小林先生は奥さんの具合が悪くなったそうなので、急遽帰宅なされたようだった。代わりに3人の方が講演された。

福島原発が事故を起こしてからテレビのニュースで状況を判断していたが、なぜか本当のことが伝わっていないような気がしたので、今回の講演会に参加してみた。会場は和室で三十人ぐらいの方があつまっていた。

事故が起きると一瞬にして、町から人がいなくなる(避難のため)

財産価値がなくなる、生活物資がなくなる、食べ物がなくなる。一人一万円筒配られた。近くに原発があるということは、これらを受け入れなければならないことだ。

原発と火力発電所は一緒にセットで造られている。なぜか、、?

1号機から3号機まで運転中だった。地震でちゃんと止まった。そして停電が起きた。自家発電機が作動。一時間後に14mの津波が来た。重油タンク、タービン建屋を壊した。外部から電気が来なくなった。停電が起きた。水を供給するポンプは電気で動く。原発は止まっても燃料棒は発熱する。ジルコニウムの被膜のある燃料棒、中のウランが解けると2800度になる。海水を入れると廃炉になる。この判断が一日遅れた。水が減ってきた。これが大きな誤り。

日本のベントにはフィルターが付いていなかった。風に乗ってヨウ素、セシウムが飛んで行った。放射能は目に見えない、におわない、痛くない。セシウム30年の半減期。とればとるほど体にたまる。ヨウ素は甲状腺にたまる。海にかなり漏れているだろう。太平洋で薄まるのは、ウソ。六ヶ所で流れたものが、銚子沖まで届く。沿岸を伝って流れていく。これらはいつ終わるのかわからない。

プルトニュウムは猛毒。長崎原爆は8kgのプルトニュウムだったが、もんじゅはのプルトニュウムは1.4トンある。プルトニュウムを燃やすのは、非常に難しい。人間の力では制御できない。金属ナトリウムを使用。温まっていないといけない。配管のなかで金属ナトリウムが固まらないように熱している。一日5500万円の電気代がかかる。電気代年間2000億かかる。いつ動くかどうかわからないものに、電気を使っている。この電気代で風力発電や、太陽光発電所がいくつもつくれる。

今動いているものを、少しづつ止めていかないといけない。若い20代の精子の数が減っている。敦賀原発の近くで3人いる。魚釣りをしている。奇形魚が釣れると原発からお金がもらえる。これで飯を食っている人がいるらしい。

子孫に負の遺産を残さない。原発の発電量は40%。アクセルを踏みっぱなしの運転になる。原発、ウランを燃やすとプルトニュウムができる。核兵器になる。敵国から自国を守るため。

経済効果、原発の技術は、アメリカ、フランス、日本が持っている。日立、三菱、東芝。

電力料金を決めるのは、3.8%の利益をかけていいという法律がある。製造コストが1000円だとすると、1038円の電気料金でいいという法律がある。電気は電力会社からしか買えないから、原発を造るともとの千円が大きくなるので3.8%のもうけが増える。

スリーマイルの廃炉、14~15年かかった。日本では20年はかかるだろう。チェルノブイリ毎日3800人が管理の仕事をしている。核の廃棄物は貯蔵するだけ。原発の圧力容器は厚さ14センチのステンレスだが、廃棄物は薄い鉄のドラム缶で貯蔵。

1958年、外交 核武装の記述あり。 1950年代、ウラン核分裂で熱を出していく。化石燃料よりもウランは早くなくなっていくと分かっていた。ウラン鉱山の3.3%を使い、残りの97.7%は捨てていた。この97.7%に中性子をあてるとプルトニュウムができ、何万年も電気が起きると、これでOKと考えた。抑えきれない二回の事故で、アメリカは手を引いた。クリントンの時全廃。ドイツナトリウム漏れ出す事故が起きた。二回の火災事故。1980年代でやめた。一回も動かさなかったので、そこはテーマパークになった。もんじゅは核の墓場となった。上手くいかないことはみんな分かっていた。再処理はうまくいかない。美浜の原発は燃料の三分の一を交換する。再処理を溶かしてプルトニュウムを取る。プールが一杯になっている。使用済み燃料の行き場がない。糞詰まり。普通の燃料に使おう。ここからプルサーマルができた。政府はやめるというだろう。中間貯蔵施設を探すだろう。

一基の原発の解体費用、200~300億円で、20~30年かかる。1960年代ごろからこれはダメな技術とみんな思っていた。日本のエネルギー政策を決めているのは、一部の人だ。

洋上風力発電 原発一基分の電気を起こすことができる。もんじゅ、運転中だと手がつけられない。ホウ酸、鉛を大量にかぶせておおう。ガンマ線が出てきて、計器が狂う。

今後百年後は地震が起きる、大地動乱の時期。直下の地震、もんじゅの下に日本の活断層がある。自分がオオカミ少年でおわればどんなにいいことかわからない。日本の活断層という本の中で敦賀は日本の三番目にある。日大のおぎわら教授が講演。敦賀で地震が起きるのはAクラスだと話した。

核のゴミ、使用済み 二万五千年かかる。百万キロ原発一基で、高廃棄物年間1トン出る。低廃棄物はもっと多い。日本国内でも350kgのプルトニュウムが不明になっている。プルトニュウムの放射線は弱い。α線、体内に入るととどまって癌になる。純粋でなくても煙草の煙の粒子の大きさでもなる。

福島のシナリオ。1号機 綱渡り。再臨界を起こすと手つかずになり、爆発する。関東一円から北陸まで飛んでくるだろう。煙草の粒子、かなり悲惨なことになるだろう。最悪。六ヶ所がどうしたらプルトニュウムが出るだろうといわれていた。古市先生セシウムを測ったら500倍のものを蓄積していた。

プルトニュウム、2万5千年で半分になる。地球上からなくならない。どこへ持っていこうと、運転すればするほどたまっていく。

犬吠崎に風力発電を作ったらどれくらい電気が作れるか、東電が東大に調べてもらった。原発がいらないくらい電気ができることを報告した。東電はこれを伏せた。原発は40年前は、過渡期のエネルギーだと電力会社は知っていた。民生用は20%で、産業用は80%。産業経済省の電気は、入札となっている。東電は入札はできないでいる。ガス系のベンチャー企業が入札を落としている。原発の電気は、高い。今どうしなければならないのか、、、!

山崎隆俊氏には、大きな舞台に出ていただいて、活躍してほしいと心から思った。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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