河崎宇右衛門　永眠

本日朝8時21分に、当社前社長であった河崎宇右衛門が永眠いたしました。94歳でした。生前皆様には格別のご厚情をいただき、衷心より厚く御礼申し上げます。

時節柄コロナが流行っており、またお盆の休暇中ということでもございますので、近親者のみの家族葬にて執り行うことに、決めさせていただきました。なおどちら様からも香典、弔電、お供え等は固くご辞退申し上げます。

長い間皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。おかげさまで幸せな人生を送ることができました。本人に成り代わりまして、厚く御礼申し上げます。

本日も朝から大豆圃場の草取りを行っていた。8時前に父親の呼吸が浅くなってきたので、すぐに来てほしいという病院からの電話があった。汗びっしょりだったので、自宅に戻りシャワーを浴びて病院に向かった。

到着すると5分ほど前に息を引き取ったと主治医の先生からお話をいただいた。一週間ほど前に、ご飯を食べなくなったので、点滴に替えるとの説明を受けたばかりだった。余命はあと一か月ほどであると告げられた。予想以上に早く死が訪れたのには少々驚いたが、受け入れるしかなかった。

恰幅のいい体格であったが、長年の闘病生活で、すっかりやせてしまっていた。長い間本当にお疲れさまでしたという思いと、次死ぬのは「私の番」だなという思いがこみ上げて来た。

まさに死せんときは、予てたのみおきつる妻子や財宝も、わが身には一も相添うことあるべからず。されば死出の山路の末・三途の大河をば、唯一人こそ行きなんずれ。

相対の世界で生きている我々は、この世は無常である。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。