庄分酢 2
- 2010/04/25
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レストランから車で約一時間ほどのところに、本社工場があった。近づくにつれて「肥後街道宿場を歩く」という看板が目に付いた。駐車場から無料シャトルバスが出ていると聞いていたが、その駐車場が分からない。近くの人に聞いたが九州弁で話されたので、何を言っているのかわからなかった。仕方がないのでまた動き出したらやっと見つけられた。
部すがやってきた。何とみんな両手に買い物袋を下げてお酢を持っている姿がやたら目についた。おぉ~、これは、、、すごいと思った。とにかくお酢屋さんに行ってみようと思って歩き出した。なんだか縁日の祭りのような雰囲気で、結構屋台のようなお店が、それも素人の方行っているテントが目に入ってきた。
そんな賑わいのある中を進んでいくとお酢屋さんをやっと見つけた。創業300年以上なので中に入ると歴史の重みを感じる雰囲気があった。
家の中を通り抜けると小さな広場に出てきた。テントが立ち並んでそこでは有機のおコメの生産者の方を始め皆さんが有機野菜などを販売していた。
さらに進んでいくと酢が寝かしてある木桶があった。むしろをかぶせてあって温度を保っているようだった。酢酸発酵には温度が必要らしい。
反対側にはカメが置いてあって有機の酢が作られていた。半分土中に埋めてあり、口は和紙で縛られていた。春と秋のお彼岸に酢を仕込まれるそうだ。
社長さまからお話を伺うことができた。13年前から蔵開きを行い11年前ごろから地元の商店街のみなさんと一緒に協同で大きく広げられたそうだ。3000人ぐらいの方か遠方からお見えになられると聞いている。これが繁盛の秘訣だったようだ。
お客様に工場まで来ていただき、納得してもらうこのやり方は大変参考になった。益々のご繁栄をお祈りしながら九州をあとにした。840kmの道のりを三人で乗り継いで日帰りで帰った。
ガソリンは100リットル使った。中国道はすいていた。高速代は1850円(片道)だった。