オーガニック・無添加・食品のお店

森岡商事

売店の担当者と合計4名で、湯尾にある養鶏場「森岡商事」さんを、見学させていただいた。

着いて、早速鶏舎を見学。名古屋コーチンを飼育しておいでだった。

鶏舎の中には入れないとのことだったので、離れて見学。窓は閉めてあり、近づくと鶏は奥の方に逃げてしまった。

・卵の味は、ストレスで決まる。名古屋コーチンとブロイラーの卵の味の差は、豚とイノシシ程の味の差がある。

・自家配合ほど危ない。何を与えているのかわからない。規則が厳しい。牛のえさを運んだトラックーで、鶏のえさを運んではならない。鶏には抗生物質を、与えてはならないという規則がある。

・餌で卵の味が変えられたら、だれも苦労はしない。餌メーカーが戦後は150社ほどあったが、現在は5~6社と減ってしまった。

・今は、300羽いるが、卵を産むのは250羽で、毎日20パック(10ケ入り)ほどしか卵を産まない。

・昭和43年にブロイラーを始めた。平成元年にやめて肥料を販売した。社名が森岡商事だった。

・みんな本当の卵のおいしさを知らない。儲からなくてもいい。世の中のためになればいい。はじめ30円で売った。これではやっていけないので、バスの運転手と、アイビックスのガードマンをしている。卵だけでは食べていけない。だいたい一個100円ぐらいで売らないと採算が取れない。しかし福井では高すぎて、売れない。

・県の推奨品種の「福地鶏」は、雑種だ。コーチンは足が鉛色なのが特徴。京地鶏、比内鶏、コーチンが在来種だが、ほとんどの鶏が外国産。

・去年中国が餌を買い占めた。為替が円安になった。トウモロコシを航空機の燃料に使いだした。えさが値上がりした。

・エジプトでは、養鶏業者が廃業してしまいゼロとなったので、卵はない。ブロイラーになった。ウクライナとロシアから餌のトウモロコシを買っていたが、戦争で入ってこなくなった。日本もいつどうなるかわからない。

・アニマルウエルフェア 動物愛護運動が起こって、ケージ飼いをやめようという動きが起きた。欧州では、ケージ飼いは禁止となった。

・GMO、ケージ飼いはだんだんなくなっていく。

・卵の味が分からん人が、80%ぐらいはいる。2024年問題、、、。

この後から私は「無呼吸症候群」のため、居眠りしてしまった。

貴重なお話をお聞かせいただいた。帰りにお土産で卵と、鶏の肉を頂いて来た。ご丁寧な説明をいただいたことに感謝いたします。

売店の店長の判断で、月曜日からたまごを販売する予定になった。興味のある方は、お買い求めいただきたい。10個で500円(税込み)なかなか入手出来ない逸品でないだろうか?

近場の所で、努力なされておいでの方がおられたことに、感謝したい。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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