無通風製麴機
- 2023/05/10
- みそつくりの息吹
新緑の目に鮮やかな季節になったと、高速道路から見える景色を見ながら感じた。一年で一番いい季節かもしれない。
神戸の「小山本家酒造」さんに工場見学に行ってきた。「無通風製麴装置」を拝見させていただいた。
米蒸は抜け駆け法で行うと聞いていたが、タンクに一度に蒸す米全量を入れて、下段の水を張ったタンクに蒸気を入れて蒸すらしい。スコップで米を少しづつ入れて抜け駆けで行うのかと思ったが、これは予想外だった。
下段のタンクに水を張って蒸気で蒸す。
蒸しあがったら、クレーンで放冷機の中に投入。
なんとこのタンクの底が開いて中の米が落ちる構造になっていた。これは便利。
下の放冷機に蒸米が落ちる。冷却して種付けして、ベルトコンベアーで麹室に入る。
自動で50㎏の室蓋に自動で5㎝の厚さに、盛り込まれる。薄盛なので無通風で自動製麴される機械だった。
無風なので雑菌などの汚染もないし、人手もかからないのが大変いいと思った。
金曜日に出来上がった麹をお送りいただけるとのご親切をいただいて、楽しみにしている。将来人手不足も考えられるので、一考に値すると思った。価格も円盤の約半分の金額ですむのも、ありがたいことだ。