消防車が来る
- 2022/11/15
- 農業
朝十時ごろ事務所にいると、サイレンの音がしてきた。火事かなぁと思って音のする方に行ってみると、うちの会社のハウスの近くに煙が上がっていた。
何日か前に自宅の庭で庭師さんに選定していただいた「選定クズ」を、長男が火をつけて燃やしていた。生木だったもので黒い煙が立ち上っていて、近所の道路を通行している親切な方が、何か煙が上がっていると消防署に連絡を入れられたようだ。
連絡が入ると、お役所は現場まで行かなければならず、バケツ一、二杯ほどの水で火は消えた。
私は何回か本人に「燃やすな」と注意していたのに、今回このようなことになってしまった。アホや、、、。
野焼きは法律で禁止されているので、今回は厳重注意という「お慈悲」をいただいて、笑い話程度で済んだようだ、、、。産業廃棄物は捨てたり、燃やしたりすると1000万以内の罰金刑に処すると言われ、次回又行ったら10万か20万の罰金刑が課せられると言われた。
その後これで済んだかと思いきや、警察が来られまた同じような話を聞かされ、二度どしませんという書面を書かされた。
これでもういいのかと思いきや、今度は市役所の方が現場にこられ、同じような注意を受けた。
午前中はこれでつぶれた。もう誰も来ないだろうと思っていたら、今度は宮城の自然栽培農家の「成澤さん」が来社された。
近所の飲食店で、一緒にお昼を食べた。大変おいしかったので、どこのそばなんだろうかと思って、メニューをよく見たらお隣の町の宗近製麺所さんのそばと分かった。そばのいい味がして、久しぶりにおいしいそばを食べた。
今年は地震から始まり、大水で田んぼが水浸しになったりした災害の年であったとのお話を承った。大変な年であったようだ。
台風の影響で宮城県は水害を受けた。彼の水田13町歩のうち、2町歩余しの田んぼが五日間にわたって水没したそうだ。一般栽培の稲は腐って溶けてしまい、水が引いたら田んぼには何も残っていなかったそうだ。
自然栽培の稲はそれでも3.5俵の収穫を得られたそうだ。残った稲の葉には泥が付いており、果たして光合成が出来るのか心配したそうだが、でき秋には見事に収穫できたと聞いた。自然栽培18年目の実力だと思った。やはりイネの生命力が違うとお話を聞いた。
今日は、いろいろな方が来訪された一日であった。