味噌の後熟
- 2015/09/01
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今日から九月で新学期が始まった。朝晩涼しくなり、せみの鳴き声からこおろぎの声が聞こえてくるようになった。北の蔵のイチジクの実が大きくなっていた。
夏の暑さを過ぎて、これから涼秋を迎えるわけだが、味噌の後半の熟成が始まる。年初仕込んだ味噌の蓋を開けてみたら、いい色に熟成していた。一年のもっともさむい「寒」と、反対の最も暑い「土用」をこした味噌は寒仕込みと呼ばれ、うまい味噌の代名詞でもある。味噌が出来上がるこれからの季節は、蔵人にとって楽しみな季節でもある。