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野口種苗 講演会

ふくい農林水産支援センター主催の研修会が上中町のフレア若狭で行われた。講師は野口種苗研究所の野口勲氏で、吉田さんと一緒に参加した。会場まで70kmほど離れているので遠かった。

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会場について思い出したが、20年ほど前検査官の水野葉子さんの講演を聞いたのもこの会場のような気がした。嶺南は進歩的な地域だと思った。会場には約40名の方が参加されていた。

講演後聞いてよかったという思いがこみ上げてきたが、同時に身の回りの種までもが、知らない間にほとんどF1になってしまったということは恐怖だった。またほとんどの方がこの事実を知らないだろうし、これを続けていくと大変なことになるわけで、自分がこれから何を行っていくのがいいのか、考えさせられる一日であった。

もともと私は20歳の時に食べものの中に食品添加物が使われている事実を知り、その後無添加はもとより無農薬栽培の原料で作られたみそを作りたいと思うようになった。そしてこれが自分の夢だった。その後40年近くがたち現在その夢がかなって、作っているみそが全部有機栽培のみそとなった。それはそれでひとつの自分の夢がかなったということだし、価値あることだったと思っている。

しかし最近思うのは、周りの環境(衣食住)が非常にマイナスの要因が増え環境悪化が進み、我々の健康維持がただ単に無添加や無農薬のものさえ口にしていれば、いいということで済まなくなってきた。自己防衛を努力しても、余技なく様々な健康にマイナスのものを摂取しなければならない状態に陥っているのが現実といえる。過去のようにただ単に無添加・無農薬のものを求めていれば問題は解決するという単純なものではなくなってきた。

みそに関して言えば,無添加・無農薬だけでなく、今後は味噌の持っている効用、みそ汁を飲む頻度によるが癌になりにくいとか、セシウムも体内から排出してしまうとか、抗酸化力などの”みその効用”を更に高めた味噌が、これからの時代には必要となってくるのでないか。人間の持っている自然治癒力と言うか防衛能力を高めていくことで、これからのマイナスの影響を受けやすい時代を生き抜いていくのがいいかと思った。

ちょっと我田引水の気もするが、まじめに味噌の能力を高める方法を考えたい。どうしたら高まるか、その方法をどうするのかが問題だ。

 

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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