二日目 鶴味噌さん見学
- 2023/03/12
- みそつくりの息吹
九州は、小春日和の暖かさだった。
翌日の10日は、柳川市にある「鶴味噌」さんの工場見学だった。博多からバスで一時間余りの距離だったが、途中事故があったようで、渋滞に込まれた。
鶴味噌さんは年間1200tほどの生産量を誇る老舗のお味噌屋さんだった。工場の半分ほどがコンクリートと木造の建物で出来ている蔵だった。
原料置き場には、フレコンで大豆や米が置かれていた。
こちらは洗穀機。洗った後はパイプを通して隣の加工場のタンクに送られる。
洗われた大豆、コメ、麦等はこのパイプをつたって製造工場に運ばれる。
永田の円盤。ここで麹にする。二台あって一台が3600㎏の製造の能力がある。比較的うちの会社よりも、薄盛の感じがした。これはいい麹が出来るように思えた。
仕込み桶は2トンのステンレスのタンクだった。
袋詰め作業
手詰めされた製品。九州は、淡色系の甘目の味噌が主流と聞いた。
工場見学の後は、柳川の川下りだった。船頭さんの案内が大変上手だった。
元大関の「琴奨菊」関は、お元気ですかと聞いたら、ほとんど柳川には帰っていないそうだ。親方なので東京にいるのが多いらしい。
川下りの途中、鶴味噌さんの蔵が見えた。市の文化財になっているようだ。
お昼は名物のウナギ弁当だった。ウナギが冷えていて、温かいともっとおいしいのにと思った。
お隣に座られた方に、どちらからお見えですかとお聞きしたら、東京といわれた。なんと麹屋三郎衛門さんの若旦那だった。
つぶつぶの麹は有名ですねと話が弾んだ。
その後バスで、空港博多駅に向かい解散。私は末娘の自宅に向かい一泊して帰った。