了慶寺
- 2021/05/09
- みそつくりの息吹
午前中、押田町にある了慶寺さんで開かれた正信偈講座を受けた。高校のときの同級生のIさんと久しぶりに出会った。この講座は一年間を通じて、親鸞聖人の正信偈を勉強するとのことで、参加してみた。
正信偈には、法蔵菩薩が世自在王に人間を救いたいと申し出たといわれている。世自在王は人間は今まで多くの諸仏が救おうとしたが、みんなできなかった。それは人間は五逆・十悪の煩悩にまみれたもので、過去にいろんな諸仏がこれに挑戦したが、救えなかった。人間は諸仏から見放されてしまったものだから、自分の弟子にそんな苦労をかけたくないと思って、あきらめるように言った。が、法蔵菩薩はどうしても人間を救いたいと申し出られて、五劫という長い間かかって、人間を救う方法を考え出した。というものであった。
それは丁度、一升ますで海の水をくみ出して、海底の宝を取り出すようなものといわれたらしい。くみ出した海水は、どこへ捨てたらいいのかまず分からなかったが、不可能に近いといわれた。
法蔵菩薩と阿弥陀仏は同じであると聞いたので、今まで二人の関係が分からなかったのだが、本日わかった。
お聞きするとなかなか奥が深いのものであることがわかった。