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栃木講座

麻田先生が栃木県で講演をしたのを、本日ズームで見た。

仏教では「自分の運命は、その方の行った行為によって決まる」という話から始まった。いいことをたくさん行えば、善因善果がおきて幸せになるという。世の中の「諸善万行」を行うといいのだが、何を行ったらいいのか分からないかたのために、釈迦は六つの良い行いをするといいということで、「六度万行」を教えてくれた。

布施(親切)、持戒(言行一致)、忍唇(忍耐)、精進(努力)、禅定(反省)、知恵(修養)のどれか一つを行えば、全部行ったのと同じことだといわれた。一番やりやすいのが布施らしい。しかしお金がなくてもできる「無財の七施」というものも在るらしい。

眼施(げんせ)暖かいまなざしで人を見る、和顔悦色施(わがんえっしょくせ)笑顔で応対する、言辞施(ごんじせ)優しい言葉をかける、身施(しんせ)ボランティア、奉仕、心施(しんせ)感謝の言葉を述べること、ありがとう。床座施(しょうざせ)席、場所を譲りあう、房舎施(ぼうしゃせ)一宿一飯を行う。これがお金がなくてもできる布施。

布施とはインド語でダーナといわれた。そこから布施をする人のことを、日本語の旦那といわれるようになったそうだ。

私が〇〇さんに〇〇をしてやった、ということは忘れるようにする。相手の幸せを念じる、相手が喜ぶことを考える。布施=喜捨である。いやいやでなく喜んで行う。

心常念悪、口常言悪、身常行悪、曽無一善、といわれ、人は一つもいいことはしていないと釈迦は教えた。虚仮の善、偽善しかなく、真実の善ではない。

仏教を聞いて六度万行を実践していくと、真実の自己が見えてくる。釈迦が教えられたとおりの私でしたと知らせれた。悪人に気がつく。しかしこれに気がつかず”善人”であるとうぬぼれている人を、善人というらしい。善人なおもって往生をとぐ、いわんや悪人おや、という言葉が分かってくる。

仏教は法鏡である。仏教を聞くということは「法鏡」に近づくことであり、真実の自己が見えてくる。悪因悪果、自因自果と思える心の範囲が広くなる。→恨みが少なくなる。他人の親切を受けたときに、感謝の心が深くなる、幸福感が高まる。

ナンマンダブ、ナンマンダブ

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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