フードネット北陸

•  2015/01/29
•  未分類

金沢で日本政策金融公庫主催の「フードネット北陸」が開かれた。私は毎年参加している。今年の講師は、秋田県の藤岡茂憲氏だった。高校卒業後、なんと耕運機で日本一周を一年10か月かけて行った人で、個性的な方だった。

講演メモより　四年後に減反を廃止できるのか？四年後には総理も農林大臣も変わっている。農地中管機構は成功するか？農業政策の改革には、生産者よりも消費者が関心を持つべきだ。自民党、農水省、農協の「鉄のトライアングル」が変わってきた。経団連と農協が握手する時代がやってきた。次のターゲットは農業委員会、農協改革だ。すべての消費者を満足させなければならないという幻想を捨てる(消費者ニーズにふりまわされるな）「信頼」という顧客マネジメント(※でなく、満足を売る）　農協の販売委託、仮渡金などというのは時代錯誤の販売方法。お客が米を選ぶように、俺にも「顧客」を選ぶ権利がある。自分で作ったものは、自分で価格を決める。量販店、スーパー、コンビニ等は、ターゲットにしない。比較的客単価の高い店をターゲットにする。売り先と価格が決まっていないものには、春に種を撒くな。農業は製造業だ。原価を割って販売するな。

 講演の最後の挨拶は、一刻も早く離農することをお勧めしますということだった。

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