どんよりとした曇り空

•  2011/06/02
•  未分類

昨日午後に、お取引先がお見えになられた。有機みそを扱いたいとのありがたいお話だった。むかし有機みそを作り始めた時、飛ぶように売れるかと思っていたが、実際は全く売れなかった。作った味噌が売れず仕方がなく一般のみそに格下げして販売していた。作っては売れず格下げ、この繰り返しをしていて、このまま続けていったら段々会社がやせていくと思った。

計算してみたら、有機みそは大体200人に一人が買ってくれる勘定だった。つまり199人の方はいらない買わないということだった。ほとんど一般的には売れないみそだあることを知った。売れないみそをうちは作っているんだと、逆に開き直ったのを覚えている。でも200人に一人しか買わないみそだけれども、そのおひとりは安かったら買う、高かったら買わないというのでなく、気に入ったら運賃払ってでも買いたい。また大豆一粒、米一粒、食塩１ｇ、水一滴まで何を使っているのか吟味される方々であった。どちらかといえば特殊な商品であった。

バイヤーご自身が弊社までご足労いただくようになったのを見て、世の中の移り変わりを感じた。

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