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講義メモは続く

第四回自然栽培実践塾の講義は、なかなかのメモ量だ。

土の発酵は水分がかなめである。握って水分が指と指の隙間から、出るか出ないかが重要と思って下さい。宮城では新たな取り組み。土と米ぬかの醗酵培養土。

生もみ殻(くんたん)10+米ぬか3~4→これをAとする。Aが5~6に対してつち4の割合で、水分50%にする。生のもみ殻2トン車で一反に7台入れた。田んぼの畦が見えないほどになっていた。風が吹いて隣に入った。苦情が来た。普通のロータリーでは、土に届かなかった。深耕ロータリーで耕起した。なんとか土に届いた。無理して田植えした。秋来て、たわわに実った。生のもみ殻入れてはいけないというのは、誤りではないか。害は出ない。粉砕して使ったらどうか?コーヒーミル、粉にならなかった。精米機で粉になった。

苗を足で踏むと、また起きあがってくる。肥料を入れると、おれる。すくすくと育つ。

田植え終わったら、イネはどこまで水を入れてくださいといってるか知っているか?最初の葉っぱのところをみると、”横縞”がある。イネが15センチ以上伸びた時にこの印のところまで最低水が必要ですという”サイン”。この印まで水を入れる。いちばん根元の葉っぱ。陸稲はこの印ができない。自然栽培に、猛暑、冷害の被害はない。今年異常高温かもしれないが、全く影響受けない。

イネは暑いためドンドンブンケツしたが、これは風通しが悪くなり、イモチ病がでて減収したが、自然栽培は余分な栄養が与えられていないため、異常ブンケツがない。気温がどんどん上がってきたら、溜め水でなく”かけ流し”にする。

南中山中学校、自然栽培を授業で話す。除草が楽しいという言葉が、やっと出てきた。乗用の田植え機改造品。5/18宮城県の一こま。

ポット苗は必要ないです。活着がいいとか利点を言うが、作業を考えるとマットのほうが優れている。根が丈夫になればちぎられた根が伸びず、新しい根が出てくる。イネの葉っぱの葉脈は、縦になっている。だから根も同じ。土の上ばっか見ないで、土の中を見る研究をしてください。

ひえの種、7~8年後に生えてくる。昨年の種は今年は生えない。8年前に手抜きしたことが、今出てきた。今年ヒエが出てきたら、8年前は何をしたか缶ゲルことができる。今までの栽培の歴史を教えてくれる。

冷えが生えたらどうするか?視野を大きくしなさい。田んぼにイネばかりが生えるわけじゃない。深水にするとヒエが生えない。種は学習能力がある。種は自分が生まれた土を記憶している。ヒエのことを考えるよりも、どうしたらイネがよく育つか考えたほうがよい。

コナギ、ヒエ、おもだか、退治は難しい。イネのブンケツが止まる。めくら除草式のチェーンがいいのでないか。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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