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木村秋則 自然栽培塾

帰省後すぐに羽咋市での木村秋則自然栽培塾に参加。JA羽咋では、木村秋則自然栽培実践塾の公式ホームページが立ち上がった紹介があった。これから楽しみなページになりそうだ。

授業の中で”腐敗実験”が行われた。これはコップに米と水をいれ保管しておくだけの簡単なもの。何種類かの米が並んでいた。化学肥料栽培、有機JASのみつひかり、冬水田んぼの米そして自然栽培のものが並べてあった。費用に臭いのでラップが掛けてあり、穴が開けられていた。手でそれぞれのにおいを嗅いでみた。

以外にも化学肥料よりも有機質肥料を使った有機米のほうが、腐敗臭がきつかった。また冬水田んぼの米が一番においが強かったように思った。冬水は鳥が冬期間その田んぼに飛んできて糞をするので、やはり臭いらしい。

そのあと、実習で田んぼの田起しの仕方がおこなわれた。コツは、ロータリーの刃を6本とって耕運するのが”みそ”のようだった。実際にトラクターのロータリーから先生が御手本を示してくださった。

この状態のロータリーで、ゆっくりと回転させながら起こしてみると、少し粗く起きているように思えた。

春のこの田起しの仕方で収量が決まるといわれた。それほど重要。乾いた田んぼをあらく起こすのがポイント。PTOは1速、ロータリーは2速のスピード。細かすぎると空気が入らず乾土効果が得られない。大潟村の石山さんは、二月は風が強いので雪が積もらない。2月に田んぼを起こした。3月のゆきどけのときにも田起しをした。4月にもまた田起しをした。で、一番米がとれた月は、2月の時に起こした田んぼだった。岡山の人たちもあまりにも収量が多くて驚いた。それはいかに田んぼを乾かすかだった。

乾いた土を耕す。耕してから乾かすのとは違う。後者は雑草に泣く。8俵あった田んぼが、3俵鹿なかった。

丁寧に代かきすると、雑草は根が先に出てそのあとに目が出てくる。そのため根が土になじんですぐにくっついてしまう。早く目を出す。あらく代かきすると、根が土にくっつかない。雑草の芽が見えた時には、もうすでに根が生え出している。イネが活着したらすぐに1回目の除草。あらく耕してあると、根が伸びやすい。細かい、丁寧な代かきは根の生長が遅い。粗末な代かきをする。代かきせずに田植えをすると、一番収量がある。雑草の生え方も違う。代かきは粗末に、、、練り餡よりも粒あんを作る要領。ロータリーを半分以上あげて代かきする。そうするとトラクターも楽、早く終わる。イネが喜ぶやり方。生育しやすい土の作り方。ロータリーを全部下げずに代をかく。粗末な代かきをする。代かきを丁寧にすると、7月ごろから稲を超えるほどの雑草が生える。田植え機が苗を植えてくれればそれでいい。

苗、田植えは北のほうから始まる。4月に北海道は植える。青森秋田は5月よりも6月にしてください。7月の田植えはダメ。6月30日に植えた米は実ったが、7月三日に植えた田んぼは収穫できなかった。田植えのことを何といううか!さつきという。旧暦の五月、青森は6月に入ってから田植え。流れている水に指を入れてすぐ指を上げなければならないような冷たい水の時には、田植えはしない。

ケイ酸は使わなくていい。アルカリ性の物質。イネそのものが自分で作るのでいらない。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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