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役所回り

朝から晴れた、これが寒の入りの天気かと思うほどの、小春日和の感じがする一日だった。

昨日から体調も回復してきたので、今回の第二工場(仮称)の建設にあたっての、お役所さんにいろいろと確認して回った。

まず最初、この土地に上水道と下水道が来ているのかどうか?

市役所の水道課に行って聞いてきた。そこで判明したのが、上水道は近所のU設備さんの所まで配管してあるそうだが、その先はない。又下水道は施設外の区域なのだそうで、自分で合併浄化槽を入れて、近くの川に流さなければならない。又流すにあたっては、松ヶ鼻用水の許可が必要。

そこで松ヶ鼻用水事務所に行ってきた。あいにくご担当の方は、ご商談中だったので、受付の方に用件をお伝えした。後日ご連絡いたしますという事になった。

次に、境界線がはっきりしていなかったので、用地整備課だったと思うが聞いてみたら、市の管轄ではないので、南越土木事務所に行って聞いてほしい。

そこで南越土木事務所に行って聞いたら、河川課か管理用地課に案内された。するとここは管轄地ではないので、合同庁舎の2階の計画課に行ってほしいと、たらい回しにされた。

計画課では、土地調査士に聞いてほしいと言われ、図面に記載された鯖江のS測量事務所に行く事になった。本日現場の住所を探していってみると、該当する事務所はなく別のお会社様の事務所となっていた。事情を話してみると、その測量会社は13年前に廃業したらしく、その後今のお会社さんがは入られたことが分かった。

仕方がないので、武生に戻って、過去にお取引させていただいたことのあるT調査士事務所を訪れた。久しぶりの訪問だったが、中に入ると所長さんが一人パソコンに向かってお仕事をなされていた。事情を説明した。するとすでに昨年末で、廃業をなさっておられ今は残った仕事の仕上げを行っているとのお話だった。この仕事が終われば、事務所は片付ける予定とのことだった。

今回の仕事は引き受けていただけなかったので、やむ負えずどこかご存じの事務所をご紹介して頂けないかお聞きしたところ、以前自分の会社に勤めていた人が、独立して開業なされているからそこがいいだろうと言われた。

最後に私と同級生のTさんはお変わりないですかとお聞きしたら、昨年末に脳の中に「がん」が出来て一年以上入院中の事と知った。あまりのことに驚いた。何が原因でその様な病気になられたのかはわからなかったが、お気の毒なことだと知った。兄弟お二人で経営なされていたのだが、自分一人では仕事がはかどらず、やむをえず廃業を決意されたと知った。

事前に所長さんが次のK事務所さんに連絡を入れておいていただいたので、訪れた時には話は早かった。あいにく飛び込みで訪れたので、所長さんは外出中だった。来週中までには、お見積書をお出ししますと言われた。「お手柔らかにお願いします」と言おうと思ったが、口に出さなかった。

人生、「浮き沈み」があるもんだと、知った。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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