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検査 二日目

朝から曇り、一時小雨、時々晴れ間。

検査二日目だった。「お多福倉庫」の精麦作業と午後から精米作業の検査が行われた。

精麦機は二台あったが、古い方は広島県福山市の、井上味噌さんから廃業に伴って譲り受けたものだった。使い込んだ機械だったため、グラインダーが減ってしまって時間がかかるのと、麦ぬかが飛散するのがひどくて、ついに処分することとなった。新しい機械は時間もかからなくて、また粉も飛びちらないので、この機械一台で行うことにした。

約30分で75㎏の原麦を、きれいに精麦することが出来る。麦ぬかも飛散しないので、衛生的で重宝している。1トン程の原麦を精麦するのに、大体一日弱かかる。

麦みそは九州、中国地方、四国で盛んに生産されているみそだが、うちの会社は日本のほぼ最北端で生産されている工場なのではないかと思っている。年間80トン程の生産量だ。本場九州の麦味噌とは違って、辛麹歩合の少ない北関東によくある赤系の麦みそが中心だ。しかし販売している自社ブランドの麦みそは、九州タイプの天然醸造の甘口のタイプとなっている。辛口麦のみそは、OEMの比率が高いためだ。市販されている麦味噌で、天然醸造の麦みそはほとんど見当たらないようにおもう。

午前中北陸近畿クボタの所長さんがお見えになられて、米麹の乾燥機の説明を受けた。今まで平型の温風循環式の乾燥機で行っていたが、場所をとるのと衛生的な面から、電気式の乾燥機に切り替えた。

来年一月から価格が値上がりをすると聞いたので、年内に契約を結ぶつもりだ。納期は来春を予定。

午後から精米作業の検査があった。精米機は3台ほどあるのだが、そのうちの一台を見ていただいた。説明はIさんが行ってくれた。年は若いが彼の説明は詳しくてわかりやすかったと思う。

その後まとめの時間をいただいて、今日の検査は終了となった。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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