オーガニック・無添加・食品のお店

北海道出張 六日目

斜里町は、朝から晴れていた。北陸に住む我々からしてみると、冬場に空が晴れ渡ることはほとんどない。心が透き通るような、いい天気の日となった。

斜里町にあるルートインを朝出て、弦間さん宅に向かった。ナビで住所を登録したのだが、なかなか目的地まで付かなかった。あたりは転々と農家の家があるだけで、交番などはなかった。仕方がないので近所のお宅に飛び込んで、道をお聞きした。

やっと目的地にまでつくことが出来て、社長様とご子息様とお会いできた。ご紹介いただいた中沢さんとのご関係をお聞きしたら、大学時代の先輩と後輩であることが分かった。いろいろとお話を伺った行くと、先代の社長様がなかなかの”発明家”であられ、世界特許を取られた除草機を発明されたり、そば粉100%の製麺機を開発されたらしい。

しばらくするとジャガイモのバター焼きを若奥様がおつくりになられたのを食べさせていただいた。食べてみるとこんな甘いジャガイモは、生まれた初めて食べた。お聞きすると収穫後一年寝かしてあるらしい。言葉では言い表せないような甘味がした。その後そば粉100%のそばをいただいた。今までいろいろなそばを食べたことがあるが、こんなおいしいそばは初めてだった。蕎麦湯もおいしい。ん~ん、今まで食べていたそばは、なんだったんだろうかと思った。

次に機械が置いてある倉庫に案内いただいただいた。まず大きさにびっくりしたのが、除雪機の巨大な大きさだった。高山から安房峠に行くときに見たことのある国土交通省のラッセルよりも大きかった。倉庫の中に入ると、フェント社の396馬力の巨大なトラクターだった。

タイヤの大きさは人間の背の高さ以上だった。タイヤの空気圧も道路走行するときと、畑で作業する時と圧を変えられると聞いて驚いた。フェント社のトラクターは、世界で最も人気のあるトラクターだと聞いていたが、実物を見るとこんな大きなトラクターは、見たことがなかった。

歴史をお聞きしたら、昭和49年(?)ごろ、ジャガイモの大暴落が二年続いた。2000円から3000円したジャガイモが、700円になったそうだ。農協からの借入金が返済できなくて、所有していた農地を売却し規模を縮小された。同時に農協を脱退されて自分で販路を切り開いたそうだ。農協べったりだったら今日の繁栄はなかったように思えた。

今後有機JASの申請をしていただいたら、弊社の大きな力になっていただけあるお取引先だと思った。

横浜の太先生ご夫妻が、二週間ほど前にご来社された話をお聞きし、ご縁を感じた。その後松山千春の出身地、足寄による予定だったが、なぜかナビは阿寒湖の方を指したので気が付かないままに行ってしまった。途中、阿寒の山がきれいな夕日を浴びていた。

苫小牧まで約400㎞程、ほとんど紘一郎が運転してくれた。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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