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木村自然栽培塾 二日目

二日目は屋外実習となっていた。会場の近くの山の上の耕作放棄地で土を掘って、土の中の勉強だった。山の斜面の田んぼが拾年以上耕作されずにあった。その二か所に穴を掘って10センチごとに地温を測った。

講演メモより

自然栽培は彫ったらかしではない。管理と愛情を注いで育てていくものだ。その気で接して欲しい。荒く耕すのは、雑草を減らすため。

カヤ イネ科の植物。ケイ酸をすう。一番先に生えてくるのはイネ科の雑草。土の強酸性を直す作用有り。みんな順序を経て木が生えるようになる。

麦は根から出す酸が硬い層を壊す。水はけを良くしてくれる。肥料をやらなくても収量が上がる。黒土→おじいさん土(疲れた土) 赤土→若者の土。黒土と赤土と混じったものがいい。盤はまだ子ども。これから育てていく。赤土と黒土の客土がいい。赤土に粘度。空気が入っていないから固まる。雑草をはやす。

麦は肥料の大食い。対比、肥料、農薬を吸収する為に使用する。麦ワラを畑から移動する。すきこまない。敷き藁として使わない。最低二年やればいい。盤が壊れればいい。麦の穂が出る前でも刈り取りはいい。80センチ~1m根はまっすぐに伸びる。畑の墨にワラを置いて、3-4年つんでおく。野菜のポットの土に出来る。田んぼには麦をまかない。田んぼは硬盤を必要とする。大麦は根が2mのびる。小麦は1mぐらい。

大豆と麦、20センチはならかして同時に蒔くと、大豆が早く成長する。黒豆は欲張りで、野菜に養分を与えない。野菜の根が黒豆の根に近づかない。普通の大豆は、根が一体化してくる。11月までは根が生きている。根はそのまま残す。ネズミが増えて粉にしてくれる。大豆の根粒菌の窒素は、8年ぐらい土の中にある。大豆を植えるのも、連作四年まで。あと10年は植えなくてもいい。考えられない養分が蓄えられる。連作四年で花が少なくなる。五年目でひとつも花が咲かなくなる。根に根粒菌がつかない。もう植えなくてもいいよという知らせ。

土は乾いて白くなるほうが良い。暗渠よりも30センチの明渠を掘る。割と土が乾く。目に見えない川がある。地下水。つめ痛い水が障害となる。影響を受ける。

山のような状態の土。根っこを抜かすだけで十分。カミキリムシの集まる場所になる。表土は其の儘にする。何も考えずに種を蒔く。豆を植える。→土を作る。野菜の残渣は撤去するのが良い。土の上にあるのが、正しい。土は上から作っていく。からからに野菜が乾いてから混ぜる(耕起)のはいい。すきこむとアブラムシ、ヨトウムシがくる。虫が集まってきたら、すべて原因は土にある。籾殻はいれてもいい。土の上に置くのはいい。青い草を敷くと、アブラムシがくる。

粘度土、麦三作でいい土になる。

稲の水は何処まで入れるか?活着して2-3週間したら葉っぱのヨウイのところまで入れるのが正。4.5苗、付け根の葉っぱのところでよい。5センチほどの浅水管理でよい。稲は岡の作物。陸稲。水を入れると収量が上がる。陸の生き物だった。荒く耕す。雑草対策。根が張る。

自家採取の取り方 ポリを敷いて土を敷いてきゅうりを載せて土をかける。翌春芽がいっせいに出る。トマトは時間がかかる。

にんじんを輪切りに切って真ん中の芯。肥料をやると真ん中によらない。肥料をやらないと必ず真中にくる。

声かけしなくて枯れなかったリンゴの木があった。いつまでたっても実がならない。〇〇さんが、枝もって「いつまでつっぱてるんよ。いい加減にしなさい」といったら翌年花が咲いた。植物は人間の言葉が分るようだ。

ブルーベビー症候群 メトヘモグロビン血漿 

連作障害 大根は五年で割れる。

人が食べては害になるものを、ムシが食べてくれる。害虫は驚くほどいなくなくなる。

水稲の育苗 稲には学習能力がある。自分の育った所の土を覚えている。

ミミズの多い槌はいい土か?、ミミズの役目。水に溶けていないカルシウムを溶ける形にするのが役目。ミミズは未熟堆肥に多い。家畜糞尿に多い。ミミズの糞、水に溶けるカルシウムにする為。

イネミズゾウムシ、ドロムシ てんぷら油、10@の田んぼで5-10cc。水口にまく。新しいてんぷら油は広がらない。一度使った油がいい。一日水を入れたら止めておく。ドロムシ、ドウムシ呼吸するのに上がってこられない。わきの下に呼吸口がある。ここで息をしている。一週間して発生したらまた行う。翌日必ず水を捨てること。

秋おこし 水に浮くワラ、山吹色下生のワラ。灰色のワラ、水に沈む。ワラを散らかしておく。ジャイロテッター 落ち葉は枯れないと落ちない。土の中に入っても大丈夫。日本海側は、秋お越しは進めない。

帰り道、日本海に沈む太陽が今日は輝かしい光に感じた。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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