門松は冥土のたびの
- 2021/01/02
- みそつくりの息吹
朝から晴れたり曇ったり、雪が降ったりやんだりのはっきりしない冬の一日。
門松は冥土のたびの一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし。と読んだのは一休さんだ。また京都の市内を、竹の先にしゃれこうべをさして、町の中を「用心しなはれ」といいながら回り歩いたという。
一日生きたら、一日死に近づいているという、人生の有限性を確認されていたという。
女が娘と花咲いて、嬶となって婆となって散り行く、という言葉も同じくそうだろう。
人間は、お盆が来た、正月が来たといって、年中行事に追われて、年をとって行く。これもあっという間のことのように思える。そして死んで行く。