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金沢行き

朝8時過ぎに高速に乗って、金沢に向かった。非常事態宣言は解除されたというものの、道路は空いていた。時間前に事務所についてお話をさせていただいた。約一時間半ほど話をして、帰路についた。

午後からは1時半からE社のNさんがお見えになられて、約三時間ほど打ち合わせを行った。いろいろと問題点をご指摘いただき今後の課題とさせていただきたい。

昨日日本公庫さんからの宿題を頂いてそれを事務員さんにおねがいした。なにぶんにもパソコンの処理能力が足らないようなので、時間がかかる。もう少しいいパソコンを持ちたいと思った。

1から学べる文化講座「親鸞聖人と浄土真宗」という講座を聞き始めて一年ぐらい経っただろうか。大変勉強になる話しが多いので、受け売りだけれども述べてみたいと思う。

仏教を開いたのはお釈迦さまだ。お釈迦様は2600年前、35歳のときに「さとり」を開かれて、仏となった。悟りには52段あるといわれている。一段目は相撲で言うと序の口、52段目は横綱にあたることになる。仏陀となられたお釈迦様は、80歳までの45年間に約7000余巻のお経を残されこれを一切経と呼ばれている。一日一冊読んでいっても一年で365冊だから全部読むのに約二十年かかることになる。説かれていることはたった一つしかない。それは「すべての人を必ず救う、絶対の幸福に」という阿弥陀仏の本願を説いておられる。なぜ7000冊もの一切経を残されたかというと、相手に応じた説明をしたからだそうだ。頭のいい人にはそれなりに、アホにはわかるように授業の程度を下げて説明されたから7000冊もの量になったと聞く。

で悟りを開いた仏陀はこのように言われている。人間は煩悩の固まりだ。人は悪いことしかしない。「曽無一善」といわれているように、仏の目から見たらいい行いは一つもない。10悪というのがある。これは心で行う悪、口で行う悪、体で行う悪がある。

心で行う悪には、

「貪欲」(とんよく)財欲、名誉欲、食欲、性欲、睡眠欲である。「瞋恚」(しんに)これは怒りのこと。そしてタバコより体に悪い妻の愚痴という川柳で歌われている「愚痴」である。嫉み、ねたみ、恨み、はらみ、さらみ、のことである。はらみ、サラミはお肉の名前だがなんとなく語呂がよかったので載せただけ。貪欲、瞋恚、愚痴の三つ。

口で行う悪には

「綺語」(きご)おべんちゃらのこと、心にもない事を言うこと。「両舌」仲のいい人の関係を壊すこと、「悪口」悪口を言うこと、「妄語」うそをつくことの四つ。

最後に体で行う悪は、

「殺生」これには三つある。自殺、他殺、随喜同業だ。自殺とは首をつって死ぬことでなく、自分の手で生き物を殺すこと。他殺は自分は直接殺さないが、他人に依頼して生き物を殺すこと。肉を食べることなどにあたる。随喜同業とは、殺生しているのをみて、慶んでいる面白がっていることも同罪で殺生となる。次は「偸盗」(ちゅうとう)盗みを働くことである。浜の真砂は尽きぬとも、世に盗人の種はつきまじ、と言われるように盗人はなくならない。最後は「邪淫」である。性欲が無くなったら人類は滅亡する重大にことになるのだが、この欲が災いして他の人とのみだらな関係を行ってしまう。

貪欲、瞋恚、愚痴、綺語、両舌、悪口、妄語、殺生、偸盗、邪淫の10悪といわれている。人は誰もこの罪を知ってか知らずしてか犯している。誠に「仏」の目からみたら人は一つもいいことはしていない、一善も無しといわれていることだ。この三悪のうちもっとも重い罪が、「心」で行う悪である。これは口で行うことも、体で行うことも心が命じなければ行わないのに対して、心の中で悪を念じただけでも罪になるといわれている。阿頼耶識という中に業力として蓄えられていく。その力、象100匹の力に匹敵するといわれている。

お釈迦様は煩悩の固まりの人間を救おうと思ったが、あまりにも罪深くておしゃか様のお力では救うことができなかった。それで本師本仏であられる「阿弥陀佛」さまに救っていただくようお願いするしかかった。人間の煩悩は大きい。南無阿弥陀仏といわれるゆえんだ。南無とは救うという意味で、阿弥陀佛に救われたぞ~という感謝の言葉である。阿弥陀仏の掬い取る力は大きい。ナンマンダブ、ナンマンダブ、、。

今まで自分はこんなにたくさんの悪を作り続けていたのかと思うと、ざんげの気持ちで一杯になる。これからは「良い種まき」を行っていかなければならない。では、、。

 

 

 

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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