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奇跡の米

昨日のNHKプロフェッショナルで、値段が普通のお米の五倍の1kg1500円で販売されている番組があった。宮城県登米市の石井稔さんの番組だった。

石井さんは世の中が、有機栽培とか無農薬とかいわれるようになる30年前から米作りを始めておられていた。きっかけは農薬散布をすると、自分の体の調子がおかしくなってしまい、これではだめだと思い飯米ように最初は小さい面積で無農薬有機栽培を始めた。できた米がおいしかったのでその後全面積に拡大。しかしなかなか最初は米が認めてもらえず、売れず田んぼに肥料として撒かざるを得なかった。販売不振から借金生活で苦しまれた。運が向いてきたのは1993年の凶作の年。この不作の年に米が飛ぶように売れ、その味を広く認めていただけるようになった。

成功の裏にある苦労がよく理解できた。人よりも栽培の仕方が一カ月ほど遅く田植えし、稲を秋の寒さに充てることによって、うまみを出すやり方。毎日田んぼを見回り、イネに話しかけ会話していた。作物は造る人に似るらしいが、愛情込めて世話している姿を見ると、なるほどと納得できた。

東京駅の駅弁で、限定品で3800円の駅弁、ご飯が石井さんの米だそうだ。

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河崎 宏

マルカワみそ

マルカワみその社長を務めております。これからの時代は、ますます命にかかわる「生命産業」が、社会から必要とされることになる。「和食のみそを中心に、食と健康の貢献企業」を目指してまいります。

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