人気酒造
- 2017/03/12
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「木桶つくり保存会」主催の工場見学会が、福島県の二本松市にある「人気酒造」さんで行われた。弊社から三名が参加。ここの蔵は、仕込んだタンクが寝かされていなくて、すぐに便詰めし保管するのが特徴。一年に一度だけ仕込むのでなく、毎月必要に応じて仕込んでいる。酒蔵にある大きなタンクは、置いてなかった。
大変面白かったのが、参加者(見学者)が米を蒸して麹室に運んで、三段仕込みの「初添え、仲、留め添え」の蒸し米を木桶に入れる作業をし、酒つくりに携わることができ、ほぼ一ヵ月後の出来上がった酒を申し込むことができることだった。
これは面白かった、、。
その後東京菊池商会さんの工場を訪ね、社長さんから説明を受けた。工場内を見学させていただいたが、機械を見るとみそつくりの息吹を感じた。
蒸し釜は撮影禁止だったので、放冷機から冷やされた蒸し米が出てくる。
冷えた蒸し米を二人一組で、麹室に運ぶ。
麹室に運び込まれた蒸し米。これがやがて麹になる。見学者にここまで体験させるところは少ない。
このあとのお米は、掛け米として、空気輸送でタンクに運ぶ。かいいれをする。それも体験させていただいた。これは面白い、、。
木桶に仕込んであった。ぷ~んと木の香りがした。三段仕込みの、留め添えだった。
おひつも近づいたので、餅つきを行った。やってみると中々難しかった。特にうす取りのほうが、難しいようだ。
最後トン汁と黄な粉モチをいただいて、本日の体験した酒が4月に出来上がるので、注文書が回ってきた。6本1箱購入した。中々うまいこと商売を考えておられると思った。福島県まで来た甲斐があった。