河崎家の分家

•  2010/07/19
•  未分類

もうすぐお盆。子供の時にお盆になると、遠くから親戚がきて、また従兄弟たちも大勢来たもので楽しくて待ち遠しいものであった。子供の記憶なので正確さはないが、大阪のＲ氏が毎年墓参りに、お見えになられたのを記憶している。しかしずいぶん前から、お見えにならなくなった。きっと高齢のため福井まで来るのが大変だったんだと思う。
何日か前に、家族の方からご本人がなくなって葬式も済ませたとの連絡があった。私は一度もそのお宅にいったことがなかったので、今回父親とカミさんと三人で、お伺いした。
私の祖父の弟で、戦前中国の天津に養子にいったそうだ。しかし折り合いが合わなくて、こっそり日本に戻ってきたらしい。黙って戻ってきたもんで、福井には寄れない。戦後天王寺の焼け野原で商売を始めた。その後稼業も順調にいったようだが、体を悪くして若くして亡くなった。これが大阪の河崎家の初代。二代目は最近亡くなられたＲ氏。
父親が速くなくなったせいで、残された兄弟の親代わりになって生計を助けていったそうだ。苦労の多い人生であったと聞き及んでいる。残されたご令嬢さんたちと墓参りに行った。
大阪に河崎家の分家があったことを知った一日。

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